“いい犬”って、ひとつじゃないと思っている理由
ちょっと真面目な話です。 「いい犬」って言葉、 人によって見ているところが違うなと感じることがあります。 ショーの世界では、 スタックした時のシルエットや歩様、 スタンダードとの一致。 長い歴史の中で積み上げられてきた基準があって、 それを守り、表現することは本当にすごいことだと思っています。 評価されることの価値も、ちゃんと理解しています。 ただ、自分が「いいな」と思う犬は、 少し違うところを見ています。 形を作ったときの美しさだけではなく、 何もしていない状態でのバランスや構造。 無理に整えなくても成立している体。 動いたときに自然につながるライン。 “見せて綺麗”ではなく、 “そのままで成立しているかどうか”。 言葉にするのは難しいけど、 その積み重ねが 「なんかいいよね」 につながるのだと思っています。 ■もう少し踏み込んで考えていること もう少し踏み込んで言うと、 「いい犬」の基準がズレる理由は、 見ている“前提”が違うからだと思っています。 ショーの世界では、 スタックした時の見え方や、歩様など、 “どう見せるか”も含めて評価されます。 その犬の特徴を理解して、 一番良く見える形で表現する。 それはとても技術のいることで、 本当にレベルの高い世界だと感じています。 ただ、自分が見ているのは少し違っていて、 「何もしていない状態でどうか」という部分です。 立たせて整えなくても崩れないか。 動きを“作らなくても”自然につながるか。 いわば、“そのままの状態”で成立しているかどうか。 ここを一番大事にしています。 だから、同じ犬を見ていても、 評価がズレるのは自然なことだと思っています。 ■サイトハウンドとしての考え方 もうひとつ大事にしているのが、 サイトハウンドとしての機能です。 例えばグレーハウンドのように、 無駄のない体の使い方や構造。 ただこれは、 イタグレを別の犬種にするという意味ではなく、 イタグレとしての機能やバランスを崩さずに、 より自然で無理のない構造を求めていく、という考え方です。 見た目の違いではなく、 “どう機能するか”という視点。 ここに重点を置いているため、 ショー基準とは少し違う方向に見えることもあると思います。 ■最後に どっちが正しいとかではなく、 挑戦している方向が違うだけ。 だからこそ、 「いい犬」の定義もひとつではないと思っています。 自分はこれからも、 自然体で成立していること、 そして機能として無理がないことを大切にしながら、 自分なりの「いい犬」を追いかけていきたいと思っています。 言葉にしづらいけど、 その違いに気づける人と出会えるのも、 この仕事の面白さだと感じています。
There isn’t just one definition of a “good dog.”
In the show world, dogs are evaluated based on standards, structure, and presentation.
I truly respect that—it’s built on history and deep knowledge.
But what I personally value is something slightly different.
Not just how a dog looks when posed,
but whether its structure holds naturally—without forcing it.
Balance, movement, and functionality.
A body that works effortlessly.
Influenced by sighthounds like the Greyhound,
I focus on functional structure rather than appearance alone.
That doesn’t mean changing the breed,
but rather respecting its nature while aiming for a more natural and functional balance.
Different perspectives naturally lead to different definitions of a “good dog.”
And for me,
that difference is what makes this work truly meaningful.
Cuddly Animal
住所:茨城県石岡市山崎3745-6
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